Stanford Health Care | 日本におけるヘルスケアイノベーション (Healthcare Innovation in Japan) @StanfordHospital | Uploaded January 2024 | Updated October 2024, 19 hours ago.
少子高齢化に伴う複雑な問題に取り組む日本は、かつてない難題に直面しています。従来の医療法だけでは、人類史上初の超高齢化社会の要請に応えるには不十分です。これに対して、高齢化が進む日本特有のニーズに応え、医療の展望を再形成する上で、イノベーションは極めて重要な課題となっています。

この示唆に富むプレゼンテーションでは、医師である池野文昭氏が、現在検討・実施されている最先端の医療プロジェクトについて掘り下げながら、日本の医療問題に取り組む未来を見据えたアプローチを見ていきます。

Fumiaki Ikeno医学博士は、自治医科大学を卒業後、2001年にスタンフォード大学の循環器内科で研究を開始され、米国医療機器ベンチャーの研究開発、動物実験、臨床試験などに従事されました。博士は、医療機器分野のアドバイザーとして豊富な経験をお持ちで、日米の医療事情に精通されています。また、日本および米国の医療機器規制当局とのプロジェクトにも参加されたことがあり、国境を越えた医療機器エコシステムの確立に尽力されています。

スタンフォード大学での研究と並行して、2002年から、医療機器分野の起業家養成コースであるスタンフォードバイオデザイン学部で教鞭を取られており、日本版バイオデザインの設立に深く関わられてきました。博士はまた、2013年に設立された医療機器に特化したベンチャーキャピタル会社MedVenture Partnersの最高医療責任者を務めていらっしゃいます。現在は、日本にシリコンバレー型医療機器エコシステムを確立すべく、精力的に活動されています。